WordとPowerPointだけでKindle本を作成する手順

2020年7月25日

Amazonは、実は、物販だけでなく、色々なサービスを手掛けています。

その中の一つに、「Kindle Direct Publishing(以下、KDPと言います)」という出版サービスがあります。

これは、個人でも、無料で、電子書籍を出版し、印税収入を得られるというサービスです。

本記事では、多くの人が使っているWordとPowerPointだけでその電子書籍を作成する手順を説明します。

厳密に言えば、アップロードする時の電子書籍の元データを作成する手順となります。

Wordで本文と目次を作成する

電子書籍を出版するには、当然ながら、その基となる電子書籍を作成する必要があります。

と言っても、本文は、Wordで作成して、そのままの形でも、KDPのサイトでアップロードすることが可能です。

つまり、文章だけなら(図もjpg等で貼付可)、EPUB3形式のような形に変換せずに、Wordファイルを、直接、アップロードするだけで、電子書籍を出版できるということです。

と言うことは、ほとんど全ての方が、その気になれば、電子書籍を出版できるということです。

本文は、普通に、文章を入力すれば済みますので、説明は割愛しますが、読者の利便性を考えるなら、冒頭に、目次を入れておいた方が無難です。

そこで、以下に、Wordの標準機能を使って、目次を作成する手順を説明します。

なお、画面は、全て「Word 2010(以下、単に、Wordと言います)」の内容となります。

Word 2019での説明をご覧になりたい方は以下が役立ちます。

Wordで目次を作成する手順

Wordの標準機能で、目次を作成するに当たって、まず、見出しを付けていきます。

見出しは、「見出し1」と「見出し2」ぐらいまでか、さらに付けたとしても、「見出し3」ぐらいまでが妥当です。

具体的に、見出しを付けるには、見出しにする部分に、カーソルを持っていきます。

以下の例では、「はじめに」の前に、カーソルを持っていっています。

この状態で、「ホーム」タブの「スタイル」の中の「見出し1」をクリックします。

そうすると、以下のように、「はじめに」の文字が大きくなり、「はじめに」の前に、「」が付いたのが、お分かりになると思います。

同じ要領で、「見出し1」、「見出し2」もしくは「見出し3」までを付けていきます。

見出しを付けたら、Word本文の1ページ目の最初の部分に、カーソルを持っていきます。

以下のように、「参考資料」→「目次」→「自動作成の目次2」を順にクリックします。

そうすると、以下のように何も無かった部分に、「目次」が自動で作成されます。

この自動で作成された「目次」を、どの端末で閲覧しても問題ないように、少し修正します。

具体的な手順としては、Wordの目次部分を選択後、メニューの「目次」→「目次の挿入」の順に、クリックします。

そうすると、以下の画面が表示されますので、「ページ番号を表示する」の「チェック」を外し、「OK」をクリックします。

そうすると、以下のようなポップアップ画面が表示されますので、「はい」をクリックします。

次に、そのまま、「目次」を選択した状態で、ガイドアイテムを付加するために、ブックマークを追加します。

ガイドアイテムというのは、Kindle画面での目次のようなもので、任意のページに移動するための機能です。

具体的な手順としては、「挿入」タブをクリックし、リンクメニューの中の「ブックマーク」をクリックします。

そうすると、以下のようなポップアップ画面が表示されますので、ブックマーク名のところに、「toc」と入力し、「追加」をクリックします。

以上で、「本文」は完成です。

PowerPointで表紙を作成する

本文が完成したら、次は、表紙です。(表紙が先でも構いませんが)

PowerPointでも十分見栄えのする表紙を作成できます。

KDPの場合、表紙の理想的なサイズは、縦2560 x 横1600 ピクセルです。

つまり、縦1.6:横1 の比率となるように、PowerPointで作成した後、Windowsの標準ツールであるペイントで、調整すれば、わりと簡単に表紙を作成できます。

具体的には、PowerPoint(2010)の「デザイン」タブ→「スライドの向き」を「縦」で、表紙を作成します。

表紙が完成したら、全画面表示にして(ショートカットキーは、F5)、スクリーンショット(ショートカットキーは、PrtScr等)を撮ります。

次に、Windowsに標準の「ペイント」というアプリを起動します。(Windows10の場合は、すべてのプログラムの中のWindowsアクセサリの中に入っています)

「ペイント」を起動したら、「貼り付け」をクリックして、貼り付けた後、「選択」をクリックします。

次に、縦1.6:横1となるように、画像の範囲を選択します。

画像の範囲を選択したら、次に、「トリミング」をクリックし、余計な部分を削除します。(選択した外側が削除されます)

トリミング後の状態で(画像が選択されている状態で)、「サイズ変更」をクリックします。

そうすると、以下のようなポップアップ画面が表示されますので、「ピクセル」にチェックを入れ、水平方向(H)を「1600」、垂直方向(V)を「2560」と入力し、「OK」をクリックします。

そうすると、非常に大きな表紙画像が表示されます。気にせずに、「ファイル」タブ→「名前を付けて保存」→「JPEG画像」の順にクリックし、ファイル名(例えば、cover)を付けて、保存すれば、表紙の完成です。

実際に、出版する手順は、次の記事で説明します。

WordとPowerPointだけでKindle本を出版する手順